1961年、日本原子力発電(株)の東海発電所の工事を、当時の工務部が受注しました。以降、原子力発電所工事は増え続け、規模拡大や専門性を求められることが予測されたため、工務部を改組して、発変電部と共に誕生したのが、原子力部です。以来、東京電力(株)福島第一・第二原子力発電所や、柏崎刈羽原子力発電所、日本原子力発電(株)東海第二発電所、敦賀第一・第二発電所、核燃料サイクル開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」、青森県六ケ所村に建設される、日本原燃(株)核燃料サイクル施設の建設に携わってきました。施設完成後の現場では、定期点検、保守、整備、改造、増設、修繕などのメンテナンスがおもな業務となっています。本社には、現場の人員配置や工程の調整、品質管理など、現場を支える管理機能を備えています。 仮に原発を人に例えると、タービンや発電機が手足、心臓は原子炉、頭脳を制御システム、神経や循環器が情報伝達のセンサーや計装機器に置き換えることができます。我々の作業は、それらの機能を円滑に保つトレーナーやドクターの役割です。これらの業務を通して、社員は自信を深め、会社は実績を重ね、顧客からの信頼を得ています。 社員の自信、会社の実績、顧客の信頼を次のステップに活かすことが、これからの目標であり使命です。