発変電部は、恒栄電設の歴史そのものです。創業以来、関東各地で発電所や変電所設備の建設に携わってきました。とくに変電所は、そのほぼすべての施設の設計から工事、敷設、メンテナンスに至る取り組みをしています。高度経済成長時代には、それに伴う電力需要の増大に対応した既設設備の改造や増設工事、また昨今では創業初期に自社が施工した設備の入れ替えも、重要な事業となっています。新事業としては、NAS電池(ナトリウム・硫黄電池)電力貯蔵システムがあります。夜間電力等を貯蔵して、昼間にバッテリーとして電力を供給する電力貯蔵装置で、環境問題や経営のコスト意識といった追い風もあり、民間施設への提供が拡大しています。さらに東南アジアの火力発電所や変電所の建設、日本初の風力発電や太陽光発電システムの実験設備建設など最前線の現場でも活動しています。発変電部は、公共・民間、地域の枠を越えたグローバルな事業を展開しているといえます。今後もそのような視点に立ち、事業の裾野を拡げて行きたいと考えています。そのためにも、実績をさらに積み上げ、磨き上げることを重視しています。また、広い視野を持って行動できる人材の確保と育成に力を注いでいます。