WORK仕事紹介

新規プロジェクト 花卉事業

恒栄電設は、新規事業も積極的に展開しています。その一例が、福島県浪江町でのトルコギキョウの栽培です。電気事業と花卉事業は関連なさそうにみえます。しかし現在、農業に限らずあらゆる産業でIT化が浸透しており、電気技術は不可欠となっています。花卉事業においては、栽培環境(温度、光合成に必要な二酸化炭素濃度、光量子、土中水分など)の自動コントロールに、恒栄電設の様々な技術が活かされています。浪江町は東日本大震災で甚大な被害を受けました。同時に、恒栄電設にとっては、創業に関わるゆかり深い町でした。そこで震災からの復興、持続可能なまちづくりに貢献したいという思いを強く抱き、この地で花卉栽培事業を始めたのです。

Our skills

栽培環境の自動コントロールについては、恒栄電設が育んできたノウハウがダイレクトに活かせました。しかし花卉の栽培については、文字通りゼロからのスタート。地元の優れた花卉農家にスタッフが出向、栽培のイロハから教育を受けました。土壌開発や出水対策、病害有無の管理など、すべきことは多く有りました。それらのハードルは、恒栄電設の東北事業所やフィールド事業グループ、いわき事業所が奮闘して着実にクリアしました。出荷・販売についても、日本有数の事業者との協働が実現しています。

Our challenge

第一次の目標は、現在の土壌での慣行栽培を軌道に乗せることです。次のステップとして、水耕栽培にチャレンジする予定です。水耕栽培のメリットは持続可能な周年栽培です。しかし確立されたノウハウは未だ乏しい状況です。日々の研究・模索、先駆者からの学び、実証実験などを通して、栽培技術を確かなものとしていきたいと思っています。社内スローガン「みんなでやっていこうよ」のもと、担当スタッフが一丸となって、プロジェクトの成長を目指しています。